Q.グループホームとは?
A.グループホームの正式名称は
「認知症対応型共同生活介護」と言います。認知症で自宅での生活が困難になった方が、少人数(9名まで)を単位(ユニット)とした共同生活の形態で、食事の支度や掃除、洗濯などの日常生活をスタッフと利用者が共同で行う、共同生活介護施設です。慣れた空間である大きな家でサポートを受けつつ自立支援を基調としたケアプランに基づき生活をして頂くので、出来ることは出来るだけご自身でして頂くことで生活リハビリを行います。一日中家庭的で落ち着いた雰囲気の中で生活を送ることにより、認知症症状の進行を穏やかにし、家庭介護の負担軽減と利用者のADL低下を防ぎます。
グループホームでは、認知症の方にとって生活のしやすい環境を整え、少人数の中で「なじみの関係」を築き上げることにより、生活上のつまづきや行動障害を軽減し、心身の状態を穏やかに保つことができます。また、過去の経験などから「役割」を持って頂く事で、潜在的な力に働きかけ、「自分は誰かに必要とされている」と感じて頂く事で、生きる意欲を高めて頂けます。このようにして、認知症によって失われた能力を再度引きだし、「生活様式を再構築」することができます。
Q.どのような方が入居できますか?
A.原則として
①認知症の診断を受けていること
②要支援2もしくは要介護1~5の判定を受けていること
③横浜市にお住まいであること(施設利用日までに住民票の異動が可能であれば可)
上記に3つとも当てはまる方のみ入居が可能です。
但し、自傷・他害により共同生活に支障をきたさないことが条件となります。
(ご利用開始日までに健康診断書のご提出をお願いしております。)
Q.施設見学に行きたいのですが。
A.入居される方のご見学も、ご家族様のみのご見学も対応しております。
入居前にご利用対象者が見学に来れない場合は、ご本人と面会のために訪問させて頂きます。
Q.利用料金はどの程度必要ですか?
A.料金表を参考にして下さい。
料金表はこちら↓
Q.規定の利用料金以外の負担は?
A.個人の趣味、嗜好品、日用品(消耗品)、
衣類、おむつやパッド等の個人消耗品については、個人負担となります。また、医療費・理美容費なども個人負担となります。
Q.ショートステイや体験入居は出来ますか?
A.ショートステイや体験入居としてのご利用はして頂けませんが、
特に入居金や施設協力金などを一切頂いておりませんので、まずはご入居頂き、退居のお届けをして頂ければ短期間でのご利用も可能です。ただし、認知症高齢者にとって環境の変化は好ましくないこともございますので、まずはご相談ください。
Q.入居時の住所変更は必要ですか?
A.横浜市内に住民票がある方は
住所変更の必要はございません。横浜市外の方は住所を異動する必要がございます。
Q.他府県からの入居は可能ですか?
A.グループホームは原則「地域密着サービス」として、
認知症高齢者が家庭的な環境と地域住民との交流のもと、住み慣れた環境での生活を継続することを目指すものであるため、施設の住所地に住民票のある方のご利用が前提となります。とはいえ、ご家族様が遠方での生活が困難になった等、ご事情もおありかと思いますので、まずはご相談ください。
Q.日常の健康管理はどのように行うのでしょうか?
A.在宅総合医療契約を結ぶことにより、
内科が月に2回、精神科が月に1回、往診にて診てもらうことができます。薬も提携薬局が届けてくれますので、グループホームにて管理し、提供の上服薬管理をさせて頂きます。ご希望により、訪問歯科による治療や口腔ケア、理学療法や鍼灸マッサージ治療等も、訪問で受けることが可能です。当グループホームでは歯科衛生士も雇用しておりますので週に2回程度、衛生士による口腔ケアを実施しております。
Q.車椅子を利用していますが、入居可能ですか?
A.車椅子をご利用になることでお断りすることはございません。
当ホームではお看取りまでさせて頂いておりますので、ご入居者様の状況に応じ、車いす等のご利用をして頂いております。ご安心ください。
Q.入院となった場合は?
A.ご本人様やご家族様が希望されれば、
お部屋は確保した状態でお帰りをお待ちしております。その場合、家賃等は必要となりますのでご了承下さい。また、原則として入院が2カ月以上になる場合は、状況に応じご相談させて頂いております。出来るだけ慣れた環境に戻ってくることが出来るよう、ご家族様と一緒に考えていきたいと思っております。
Q.生活保護の方のご入居は可能ですか?
A.ご利用が出来ません。
ただし、グループホーム連絡会に加入しておりますので、横浜市内の空室状況を利用し、ご紹介することは可能です。遠慮なく相談窓口にお問い合わせください。
Q.グループホームをもっと詳しく知るには?
A.グループホームでは地域密着型の施設
を目指し、地域の方々との話し合いや交流の場として、運営推進会議を2ヶ月に1度開催しております。この運営推進会議の場で、地域の皆様に認知症や介護制度などについての理解を深めて頂くと同時に、ご意見、ご指導を頂く事でより良いグループホームになることを目指しております。運営推進会議はどなたでもご参加いただけますので、お気軽にお問合せ・ご参加ください。実際のご入居者様のご家族様も参加されていらっしゃいますので、どんな施設なのか聞く事も出来ますし、地域の民生委員さんや地域包括の職員さんも参加されていらっしゃいますので、困りごとの相談なども可能です。また、当ホームの相談窓口にご相談いただければ、いつでもわかる範囲でご相談に乗らせて頂いております。お気軽にご連絡ください。
Q.他の施設にはない「株式会社よこはま夢倶楽部」の特徴にはどのようなものがありますか?
A.よこはま夢倶楽部のグループホームでは、
季節に応じた行事や企画に加え、利用者様のご要望に応じて馴染みの場所に出掛けたり、買い物支援や個別外出のお手伝いなども出来る限り行っております。ご家族様の参加も自由ですし、お天気に合わせて出来るだけ外気浴ができるよう、散歩や外出を実施しております。また、地域の方々と利用者様の社会参加を支援し、生活の質の向上に取り組んでおります。
当ホームにご入居されたときから、私たちは家族だと思って支援にあたっております。自分の大切な人だったらどうしてほしいか?を念頭に理念を掲げ、日々の支援を行っております。ご家族様と密に話し合い、1番にご本人様の「本意」、そのうえでご家族様のご希望やお気持ちを大切にし、支援の方針を決めております。ご本人様が「自分はまだ誰かに必要とされている」と感じてもらえるように役割を持って頂く事、自立支援による機能向上や継続、ご家族様が安心して預けられる施設であれるよう、日々尽力しております。ぜひご見学にいらしてください。
Q.夫婦で利用はできますか?
A,当ホームの入居基準を満たしていれば可能です。
但し、居室は全室個室となっておりますので、2部屋のご利用となります。実際にご夫婦でご入居されている方も多数いらっしゃいます。
Q.経管栄養やインシュリン注射など対応可能ですか?
A.基本的にはお受け入れが出来ません。
当ホームでは日勤帯で看護師を配置しておりますが、日によっては看護師が不在の事もございます。また、経管栄養・インシュリン注射共に医師の指示の下で看護師が対応する必要がございますので、現段階での体制では毎日の安全を守る対応が叶わないため、お受け入れが出来なくなっております。ただし、インシュリン注射等につきましては内服薬で対応できる場合もございますので、医師にご相談いただくか、当ホームの相談窓口にご相談ください。
Q.ターミナル(終末期・お看取り)まで入居できますか?
A.当ホームでは「終の棲家」と思って
最後の日までこの大きな家で過ごして頂きたいと考えております。ターミナルケアについては日頃よりスタッフ研修等で受け入れに対する意識を高めております。しかしながら、そのためにはご家族様、かかりつけ医、そして当ホームのスタッフの協力・連携が欠かせません。ご家族様とスタッフやかかりつけ医が一丸となって、個々のケースにあわせご相談しながら、対応させて頂いております。医療行為が必要となった場合は、どこで医療行為を受けることがご本人にとって最善かを検討し対応します。